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グーグル rel=”next”とrel=”prev”要素について解説 - ページネーション処理の新機能
2011.12.02
グーグルは2011年12月2日、ページネーション(Pagination、ページ送り)を検索エンジンに適切に伝達するための新しいタグ(要素)「rel="next"とrel="prev"」についての日本語解説記事を公開した。また同日、複数にまたがる記事が1ページに収まった「すべて表示」ページのアルゴリズム的な処理方法についての記事も公開している。
rel="next"とrel="prev"要素と「すべて表示」
ページネーションにまつわる「すべて表示」や「rel="next" rel="prev"」の話は、今年9月に米国の公式ブログで発表されており、今回の記事はその日本語翻訳版。1つの記事を複数のページに分けているサイトがあった場合(仮に page-1.html、page-2.html、page-3.html とする)、それぞれに適切に rel="next"とrel="prev" 要素を記述すると、これら複数のページに紐づくリンク効果などのプロパティを、是一連のグループ全体のものとして扱うようになり、関連性が最も高いページ(通常は最初の1ページ目)が検索結果に表示されるようになる。
ただし、複数のページにまたがる記事や情報を1つのページにまとめたページ(すべて表示 のページ)が存在する場合は、(ウェブマスターが意図的にそれを表示しないよう施策を行わない限り)グーグルは基本的にすべての情報が掲載された「すべて表示」ページを検索結果に表示する。理由は、『ユーザーは、ページをめくることでロードの待ち時間が長くなる複数ページ構成より、1ページにすべてが表示されているコンテンツの方を好むことが多い』(グーグル)ためだ。
この「すべて表示」を優先的に表示しようとする」試みは検索アルゴリズムにより自動的に行われ、また、分割された個々のページに張られたプロパティも「すべて表示」ページに集約される。つまり、SEOにおける課題の1つであった「リンク資産の分散化」問題は、こうしたGoogle側の処理により解消されるようになる。
今回グーグルが紹介したページネーションに関する処理は、すでに「米Google、ページネーション処理の改善を発表 - 一連のページ関係を自動解析」という記事で実務的な観点を含めて紹介しているので、参考にしてほしい。
rel="next" rel="prev" は今後普及するのか?
ページネーション処理については、過去にMarkezineの連載記事「ページネーションはSEOのための「魔法のテクニック」なのか (前編)」及び「ページネーションはSEOのための「魔法のテクニック」なのか (後編)」において、詳細な解説を提供しているので参照して頂くとして、今回はウェブサイトにおけるページネーションの処理方法やrel="next" rel="prev" の扱い、今後の見通しについて簡単に述べたい。
※ 以下、Markezineの記事に目を通して頂いた前提で話を進めます
まず導入時期について。Googleからrel="next"及びrel="prev"要素が発表されたのは2011年9月。欧米でSEOに積極的な企業でも導入が進むとすれば、来年以降となるだろう。なぜなら、本機能の導入検討を行う企業の大半は、いわゆる大規模サイトであり、そういったサイトは簡単にこうした仕組みが導入できるわけではない。ウェブサイトのシステム改修が必要になる上、間違った実装はサイトのインデックス削除のリスクがあるため慎重な設計が求められるからだ。
では時間が経過すれば徐々に導入が広がるのか、というとそうとは言い切れない。理由は先のMarkezineの連載記事の中でも説明している通り、ページネーションの扱いは大変難易度が高い作業な上、サイトの取り扱う情報やその点数、サイトアーキテクチャ、UXの考え方などによって解決方法は千差万別だ。従って欧米企業の中でも特にSEOへの取り組みが積極的な企業は皆、ページネーション問題そのものを回避している --- つまり、サイトのアーキテクチャ的にページネーション問題が発生しないような工夫をしているのだ。こうした企業のサイトが、どういうケースで高い有効性を示すのか判断つかないような新しいタグを安易に導入するとは考えにくい。
比較的細部に手を加えいやすい中小規模のサイトは、徐々にrel="next" rel="prev"を導入してくるかもしれない。ただしその多くは、rel="next" rel="prev"の有効性がよくわからずに導入するようなケースの方が多いだろう。
真にページネーションの適切な処理を要求する大規模サイトの場合、自分のサイトのケースで同要素の有効性が判断する必要があるが、システム的な負荷、設計の負荷、不明瞭なROI、そしてページネーション問題を発生させないアプローチに到達しているという現状を考えると、どこかの有名な企業が導入をして目に見える効果を出したといったようなケーススタディが出てこない限り、たぶん導入しないのではないだろうか。
記事提供:SEMリサーチ
(http://www.sem-r.com/news-2011/20111202215915.html)


